賃貸物件を探す際の安いお部屋の注意点


お部屋が広くて綺麗、駅から近い、築年数も新しい、ペットが飼える等々諸々の条件が完璧な物件が見つかって、その物件に飛びついて不動産屋に問い合わせした!そんな経験はありませんか?

本日はそんな物件情報の落とし穴と注意するべきポイントを説明します。

安いお部屋の落とし穴

毎月確実にかかってくるお家賃を少しでも安くしたい。誰しもが考えることですが、安くすることを重視したあまり、思いもよらないお部屋を契約してしまい、後々後悔することになったケースを多数見てきました。安さの裏に潜む落とし穴をさらに紐ほどいていきましょう! 

ケース①周辺環境に問題がある可能性

駅周辺から遠く離れていて交通に不便だったり、マンションやアパートのすぐ裏が墓地や窓を開けたらすぐ壁だったり、目の前を電車が走っていて振動がすごかったり、踏切の音がうるさい等よく想定されるケースです。またそういった場合、周辺にコンビニやスーパー等商業施設が少なく、外灯も少ないので夜道が暗いなどと言った理由があると、世間一般的には敬遠されがちな物件として判断され、なかなか入居者が決まりません。そのため、入居者を集めるために家賃を安くしているケースです。このようなケースは比較的判断しやすいのですが、内覧する際にそう何度も同じ物件を見ることはないので、パッと見だけではこの問題に気付かず暮らし始めて初めて安さの理由に気付いたなどと言った相談を受けたこともあります。

ケース②お部屋そのものに問題がある可能性

俗に言われる「事故物件」というやつですね。最近「事故物件」も題材にした映画も出てわだいになったのを思い出しました。この事故物件・・・不動産業界の用語では、心理的瑕疵と表現されます。わかりにくい書き方で一般消費者の目を混乱させようとしてますね。

この事故物件ここでは敢えて心理的瑕疵物件と呼びます。

さてこの心理的瑕疵物件どんな内容かといいますと、室内での自殺や孤独死・室内での事件や飛び降り事件など、一般的にその内容を知ってしまうと胸を痛めてしまうようなお部屋のことを言います。やはりそのようなお部屋に好き好んで住む方というのは少ないので、こういったケースの場合も相場よりもガクッと値下げしないと誰も住んでくれないので家賃が安いと言われています。また、この心理的瑕疵物件、新しく入居する方に告知する義務を不動産会社は負っているのですが、実は一度誰か住んでしまうとその後の入居者には告知する必要がないともいわれています。個人的には、伝えてあげるべきだなと思うのですが、大家さんからすれば少しでも家賃を高く取りたい気持ちもわかるので、どちらの味方につくっていうのも出来ずつらい立場ですが。。。

心理的瑕疵物件かどうか、調べる方法は主に2つです。

1つ目は思い切って不動産会社の担当に心理的瑕疵物件ではないか?と聞く事です。

これで違いますと言われて、のちに心理的瑕疵物件だった場合、告知事項義務違反として、不動産会社に罰則がある可能性もあるので、効果的です。

2つ目は有名な事故物件サイトにて検索をしてみるケースです。

これは、心理的瑕疵物件でないお部屋も掲載されていることもあるので、完全に信じてしまうのはおすすめしませんが、参考程度にご覧いただくのは良いかと思います。

また、それ以外にも築年数が古すぎて傾きが酷く、三半規管を刺激して気分が悪くなったり、お風呂がないお部屋だったり、お隣さんがクレーマーだったりとなにかしらの理由があったりします。

インターネットを利用してお部屋探しをしているときにあれ?相場よりちょっと安いかも?と疑問に思った場合は素直に不動産屋さんに相談してみるといいです。

ケース③「おとり広告」の可能性

「おとり広告」です。最近は非常に厳しくなってきたと言われているこの「おとり広告」実際には契約が出来ないお部屋をさも契約可能が出来るかのように、インターネットに掲載して、いざ契約をしようと不動産会社に行くとこの物件は無くなりました。と言われ、違う物件を提案されるケースがあります。

本当に直近まで募集していてタッチの差で借り手がついたケースが9割以上なので、「おとり広告」の判断が難しいのですが、あからさまに周辺の家賃相場より半額以下で掲載されている場合、この「おとり広告」の可能性を疑いましょう。特に大手お部屋探しサイトSUUMOHOMES等以外のマイナーなお部屋探しサイトに掲載されているようなサイトの場合、この可能性は濃厚です。そういったお部屋を誤って問合せしてしまって実は「おとり広告」だった場合は、宅建協会や公正取引委員会に相談するのが一つの手です。

さていろいろと可能性を挙げてまいりましたが、安いお部屋には落とし穴もありますが、特に事情がなくうれしい掘り出し物件の可能性もあるので、あきらめず理想のお部屋探しをやっていきましょう。

リノライフ近鉄八尾店では、「世界で2番目にやさしい不動産屋さん」をキャッチコピーに皆様に愛される会社作りを目指して日々頑張っております。すこしでも不動産会社に不信感を持たれた経験がある方は、ぜひ一度わたしたちにご相談いただけませんか?必ずや何かのお役に立てます。

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